幽霊船カズ2号 (The Kaz II)にまつわる謎

カズ2号 (The Kaz II)

2007年4月19日、オーストラリアのタウンズビル沖で漂流している全長12mの双胴ヨット「カズ2号」が見つかった。

最初に到着した救急隊員の話によれば、「エンジンはかかったままになっており、ノートパソコンの電源も入ったまま起動され、食事の準備がされていたものの、乗船していた3人の姿が見当たらなかった」とのこと。

さらに帆はあげられており、ラジオとGPSは正常に機能し救命胴衣も小型ボートも船に残されていた。
船にも損傷は見られず、唯一の損傷は帆がズタズタに引き裂かれていたことだけだった。

カズ2号 (The Kaz II)

この「カズ2号」に乗っていたのはデレク・バッテン(56歳)とタンステッド兄弟(ピーター69歳、ジェイムス63歳)の3名で皆ベテランの船乗りだった。

4月21日、オーストラリアの警察は「カズ2号」をタウンズビルまで引いていき、犯罪科学捜査の専門家による検証と、GPSのナビゲーションに残っている情報の分析を行なった。

GPSの分析結果では「カズ2号」は4月15日まで予定通りに進んでいたが、15日にスコールの影響で海が荒れていた海域に入っていたとのこと。
そして、15日以降は潮や風に流されて進んでいたようで、15日に3人はヨットの上からいなくなったと考えられた。

警察は「犯罪に巻き込まれた可能性は薄い」とし、「機械の不良により、外で修理作業をしようとした3人が誤って海に転落した」と考え、15日にヨットが航行していた海域に範囲を絞って捜索活動が行われた。

しかし行方不明になった3人の家族は、15日にスコールがあったのであれば救命胴衣が船に残っていることが不自然だと考え、誘拐された可能性を主張していました。

現在でも3人の乗員は行方不明、失踪した原因も分からないままである。

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